本
語られなかったオデュッセイア
女たちの側から · 十五の読みによる試論
Ariadna Kastri
語られなかったオデュッセイア
女たちの側から
十五の読みによる試論
準備中
語られなかった古典 · 第一巻
日本語版は準備中である。日付はない。書店に並ぶときはここに書く。それまで、リンクは置かない。
どの一文にも、歌と行番号を添えて。
この本の仕事の仕方
あなたが聞かされたのは、帰ってくる男の話だった。わたしは行を数えた。詩が言っているのは、それではない。『オデュッセイア』は、主人のいない二十年を持ちこたえた一軒の家の話で、その家を持ちこたえさせたものには、女の名がある。
第一歌で、ひとりの女が階段を降り、歌い手に別の歌を頼む。二十歳ほどの息子が、母を上へ帰す。機と糸巻きのところへ。言葉は男のものだ、と。女は従い、眠るまで泣く。この場面はたいていの梗概から抜け落ちていて、そこにすべてがかかっている。帰還の詩は、待つ者、仕える者、織る者、黙る者の詩でもある。そして、その帰還の代価を払う者の。
ペネロペイアは最後のページで待っている褒美ではない。この詩でいちばんうまく指す人だ。武装した百人の男を三年間持ちこたえる。ひとりの男を二十年待ちながら。手元に残された武器は、時間と、言葉と、一台の機。ホメロスのセイレンには魚の尾がなく、恋の歌も歌わない。差し出すのは、すべてを知ること。牛二十頭の値で買われた乳母エウリュクレイアは、傷跡に気づき、喉に手をかけられる。第二十二歌の十二人の侍女は、広間の血を洗わされてから、まとめて吊るされる。「網にかかった鶫か鳩のように」。子ども向けの版が何世紀も飛ばしてきた場面を、ここでは一件の調書として組み立てる。事実、弁護、告発。判定はあなたのもの。
十五の読み、六つの幕間、詩の中にはない一通の手紙、そして読書会のための一章。どの一文にも歌と行番号がある。手元の『オデュッセイア』を開いて、わたしを正してもらうために。始めるのに、読んだことは要らない。要るのはその逆で、半分しか聞かされていないのではないか、という疑いだ。
入りきらなかった一ページ
本に入りきらなかった『オデュッセイア』の一節がある。メールアドレスを残してもらえれば、送る。
同じ本を、ほかの言語で
- Español — La Odisea que no te contaron
- English — The Odyssey They Never Told You
- Deutsch — Wem gehört diese Geschichte?
- Français — L’Odyssée à contre-courant
- Português — A Odisseia que não te contaram
どれもその言語で書かれたもので、翻訳ではない。変わるのは言葉で、方法ではない。